【2019年台風19号被害】活動報告第6報

2019年台風19号被害　TMAT災害医療活動報告

令和元年 10 月 18 日 23：30

第 6 報

10 月 18 日
【長野県・長野市】
本日から第 1 陣メンバー7 名が本格的に活動を開始。先遣隊 3 名からの引継ぎを行いながら、早速避難所支援と保健師との巡回活動を開始した。9 時からの保健所内での医療調整ミーティングには鈴木医師と時田医師が参加、チーム引継ぎの報告を行った。
なお、本日から夜間の泊り対応は行政側からの要望により取りやめとなった。その代わりニーズの高い早朝に対応できるよう、明日から早番（6:30 開始）、遅番（8:30 開始）体制で活動することを決定した。
本日をもって、先遣隊 3 名（鈴木医師、和田看護師、武智ロジ）の活動は終了となった。

●本日の活動メンバー
鈴木裕之医師 (福岡徳洲会病院)
和田良美看護師(松原徳洲会病院)
武智一将ロジ (和泉市立総合医療センター )
時田裕介医師(湘南鎌倉総合病院)
宮國聡看護師(湘南鎌倉総合病院)
知屋城優輝看護師(湘南鎌倉総合病院)
古澤ひかり薬剤師(湘南鎌倉総合病院)
河野智晴ロジ(湘南鎌倉総合病院)
田中文看護師 (松原徳洲会病院)
西添航太救急救命士(神戸徳洲会病院)

【宮城県・丸森町】
本日も丸森小学校避難所を中心に活動開始。本日は仙台徳洲会病院より以下 3名の支援協力を頂いた。
〇仙台徳洲会病院メンバー
佐藤薫子看護師（仙台徳洲会病院）
有住唯里看護師（仙台徳洲会病院）
永沼貴幸ロジ（仙台徳洲会病院）

被災により地元の医療機関、薬局の対応が非常に困窮している状況から、本日より災害時診療および災害時処方箋の発行が認められるようになった。本日から丸森町役場に臨時救護所とモバイルファーマシーを設置。TMAT も丸森小学校避難所内で発生した緊急患者対応および処方切れ患者に対する処方が認められるようになりその運用を確認した。
7：00 頃
避難所内にてラジオ体操を行った。本日も北部スポーツ・レクリエーションパーク(以降、北スポ)にて活動を行う。

本日から第 1 陣メンバーが本格的に活動開始。先遣隊メンバー、仙台徳洲会メンバー、AMDA チームとともに避難所内の支援にあたった。本日は 5 名の診療対応患者が発生した、それぞれ災害時診療録を作成、医療調整本部へ報告した。なお、周辺避難所への巡回は行政保健師支援チームが対応した。

11時頃、TMAT 福島理事長が現場入り、現地の状況について浦部医師から説明。避難所内の視察を行ったあと、対応が必要なった避難者に対する診療も行って頂いた。

本日から自衛隊救護班、災害支援ナースが同避難所に入ることが決定。夜間対応は同団体に引き継ぐこととなった。また、いずれの団体にも医師がいないため、明日以降医療対応は TMAT が対応することとなった。

●本日の活動メンバー
浦部優子医師
奥野明看護師（羽生総合病院）菊池圭子看護師（羽生総合病院）古森喬看護師 (福岡徳洲会病院)
阿波加莉沙看護師 (名古屋徳洲会総合病院)
鈴木咲穂看護師 (四街道徳洲会病院)
佐藤薫子看護師（仙台徳洲会病院）
有住唯里看護師（仙台徳洲会病院）
永沼貴幸事務（仙台徳洲会病院）

【福島県調査チーム】
今回の台風 19 号で最も死者数が多かった福島県についても、先遣隊を派遣することを決定。以下 2 名が調査に向かうことになった。（宮城県丸森町より出発）
栁澤修平看護師（四街道徳洲会病院）
篠原裕薬剤師（武蔵野徳洲会病院）

2 名は 9 時 30 頃、福島県庁の医療調整本部で情報収集を行った。被害の大きいいわき市本宮市エリアは、現時点で医療ニーズの報告をは無く、保健福祉ニーズにシフトしているという。医療調整本部統括医師より各地域統括へ電話で確認頂き、TMAT 支援の必要性について相談したところ、現在は行政保健師チームが他府県から入っており、直ちに必要な状況では無いとの回答であった。

その後 2 人は本宮市に向かい、同市内の避難所を視察。大きな避難所でも避難者は 20～30 名程度、環境も問題なく、ライフラインも問題なかった。

その後、宮城県の丸森町拠点に戻り、福島県の先遣活動は終了となった。

宮城県・丸森町