2019年台風19号被害 TMAT災害医療活動報告
令和元年 10 月 20 日 23:30
第 8 報
10 月 20 日
【長野県・長野市】
本日も、北部スポーツレクリエーションパーク避難所対応チームと、巡回対応チームとに分かれて活動。同避難所は岐阜県より支援に入っている保健師チームと連携して活動している。北部スポーツレクリエーションパーク避難所内でかかりつけ医が被災し、通院が出来ていない避難者 1 名がおり、その方の対応について協議を行った。夕方の保健所内医療ミーティングで、同避難者の妻から家族に連絡することを促して、受診に繋げるための連携を行った。また TMAT 先遣隊メンバーが同避難所で提案・設置をした、女性避難者用のプライバシールームについて、新聞 WEB 記事として掲載された。
11時過ぎころ、安倍内閣総理大臣ほか政府関係者が北部スポーツレクリエーションパーク避難所を訪問。安倍総理および内閣府大臣政務官の今井絵里子参議院議員より TMAT チームに対して激励のお言葉を頂いた。
本日の夜間対応は、田中看護師、西添救命士の 2 名。西添救命士が深夜に車中泊の避難者確認を行ったが、同避難所での車中泊はいなかった。
第 1 陣の時田医師、知屋城看護師、河野ロジが本日で活動終了。また、以下のメンバーが交代として現地入りした。
藤川 幸一 医師(鎌ケ谷総合病院)
村上 智哉 看護師(札幌東徳洲会病院)
渡部 圭介 救急救命士(湘南鎌倉総合病院)
また、第 2 陣として以下の 3 名を 21 日に派遣することが決定油江 まき 看護師(福岡徳洲会病院)
安藤 洋幸 看護師(庄内余目病院)
川原 優佳 看護師(四街道徳洲会病院)
※村上看護師は第 2 陣として最後まで活動予定
本日夕方、事務局野口が長野入りし、時田医師、藤川医師と医療調整ミーティングに参加。TMAT として 27 日で撤収することと、23 日から看護師 4 名体制になることについて確認を行った。
●本日の活動メンバー
時田 裕介 医師 (湘南鎌倉総合病院)
宮國 聡 看護師 (湘南鎌倉総合病院)
知屋城 優輝 看護師 (湘南鎌倉総合病院)
古澤 ひかり 薬剤師 (湘南鎌倉総合病院)
河野 智晴 ロジ (湘南鎌倉総合病院)
田中 文 看護師 (松原徳洲会病院)
西添 航太 救急救命士 (神戸徳洲会病院)
藤川 幸一 医師(鎌ケ谷総合病院)
村上 智哉 看護師(札幌東徳洲会病院)
渡部 圭介 救急救命士(湘南鎌倉総合病院)
野口 幸洋 TMAT 事務局(一般社団法人徳洲会)
【宮城県・丸森町】
本日も丸森小学校避難所で活動を実施。各役割チームに分かれて活動。環境整備チームは、仮設トイレ前の手洗い設置。また、トイレ掃除を住民に依頼するようにした。10/21 昼にダンボールベッドの配置変えて談話スペース確保するように働きかける等の活動を行った。
また、同避難所で被災後 1 週間入浴が出来ていない方がいることが判明。対象者は高齢者で、同避難所に設置された自衛隊の風呂は段差が高く入浴が困難とのこと。丸森町役場に設置された自衛隊の風呂は段差が少なく入浴可能とのことで、TMAT とボランティアが協力して 3 名の入浴介助を実施した。
本日の要診療者は 2 名、浦部医師が対応した。
また本日をもって、先遣隊の奥野看護師、菊池看護師の活動が終了となった。
●本日の活動メンバー
浦部 優子 医師
奥野 明 看護師(羽生総合病院)
菊池 圭子 看護師(羽生総合病院)
古森 喬 看護師 (福岡徳洲会病院)
阿波加 莉沙 看護師 (名古屋徳洲会総合病院)
鈴木 咲穂 看護師 (四街道徳洲会病院)
篠原 裕 薬剤師(武蔵野徳洲会病院)
長野県・長野市
保健師チームと避難所の巡回を実施
避難所の清掃活動も大きな役割
安倍内閣総理大臣より激励
避難者の状態を確認
不安を抱えた避難者の話を聞き、に寄り添う
内閣府大臣政務官 今井絵里子参議院議員から激励
宮城県・丸森町
避難者のバイタルを確認
お薬手帳から処方内容を確認
事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
(文責 事務局 野口 幸洋)
【2019年台風19号被害】活動報告第8報PDF