2020年九州南部豪雨(熊本県)
TMAT災害医療活動報告 第6報
2020 年 7 月 10 日 23:00
第6報
6:00
多良木高校へ出発。
7:00 頃
當麻医師は会議にて保健所へ出発。
7:20
多良木高校到着。朝食の際に検温を実施してから食事を配布。
合田医師、伊藤看護師、上國料看護師は巡回を実施
8:00
避難所内でラジオ体操を実施
8:30
ごみ箱回収の指導実施。當麻医師は医療調整本部ミーティングに参加。
10:30
県庁、支援者団体(佐賀長崎DHEAT、徳島DMAT、唐津日赤、長崎熊本県庁、熊本県各自治体)とミーティング。施設内の問題点や不足物品について確認する。合田医師はDHEATと共に組織支援団体の調整を支援。
當麻医師は医療支援チームと引き継ぎを行う。
橋本薬剤師は4件の薬剤相談応受。伊藤看護師、上國料看護師武智調整員は第2体育館の区画整理、案内板の設置。
12:00 頃
昼食時も同様に、県職員と共に検温し配布。
午後
伊藤看護師は患者スクリーニングを実施した結果、福祉の判断が必要となったため地域包括支援センターを通じ移送。その際橋本薬剤師は薬剤鑑別し、薬剤情報を提供する。
合田医師は多目的トイレ、簡易トイレの設置場所検討、設置。
また、孤立集落からの避難者15名を受け入れる。
15:00
ラジオ体操。県職員とのミーティングを実施。
15:45
當麻医師は人吉保健所での会議にて出発。
合田医師は6名診察し、内1名は継続して処置が必要。
伊藤看護師は巡回し、物資管理の相談。上國料看護師と武智調整員は避難者からの相談があり、2歳児の転倒予防対策実施。橋
本薬剤師は避難者より薬剤相談5件あり、内1件は診察を依頼する。
16:00 頃
合田医師は洗濯機の選別、設置場所の選定を行った。体育館の避難者用のパーテーション選定。
武智調整員は簡易トイレの設置の調整をする。
18:30頃
伊藤看護師、橋本薬剤師は女性更衣室の備品の選定を実施。
19:00
當麻医師が保健所でのミーティングを終え多良木高校到着。
少数だが避難者を受け入れる。現在総数165名となった。
20:30
夜間の医療ニーズなく宿直はせず第 1 陣揃って宿舎へ向けて出発する。
22:00
宿舎へ到着。明日は 6 時に宿舎出発予定とし、本日の活動を終了とした。
なお、本日追加第2陣の派遣メンバーが決定しました。
佐藤 哲也 看護師(湘南藤沢徳洲会病院)
古森 喬 看護師(福岡徳洲会病院)
小坂 耕平 看護師(和泉市立総合医療センター)※初派遣
鵜澤 佑 救急救命士(湘南藤沢徳洲会病院)
第2陣は7月11日に移動を行い、熊本駅周辺で一泊。 12日早朝に移動を開始し第1陣と合流する予定。
また、明日7月11日(土)は篠崎TMAT副理事長が現地視察に入られる予定。 14時頃に人吉保健所で劔所長に挨拶をしたのち、多良木高校避難所を訪問。送迎対応は東京本部の海老澤健太事務員が対応します。(新潟中越地震や東日本大震災のTMAT活動でコーディネーターとして活動経験あり)
明日の対応以降も第2陣と共に活動する予定。
避難所内に番地を設定
事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
文責 事務局 野口 幸洋
【2020九州南部豪雨】活動報告第6報PDF