2020年九州南部豪雨(熊本県)
TMAT災害医療活動報告 第7報

2020 年 7 月 11 日 23:00

第7報

6:00
本日の活動開始、合田医師、上國料看護師、伊藤看護師、橋本薬剤師、武智調整員は宿舎を出発する

7:00
當麻医師は 8:30 開始医療調整本部会議出席の為、人吉保健所に向けて出発。

7:30
先発隊が多良木高校へ到着。朝食時に検温をしてから食事を配布。
合田医師は避難所内を巡回し、3人診察。

8:00
避難者へ声かけをしながら、ラジオ体操を実施。

8:30 頃
當麻医師は医療調整本部の会議出席。

9:16 ~
合田医師は熊本県庁職員、 夜勤担当の村役場職員、長崎県庁職員とミーティングを実施。
上國料看護師、伊藤看護師、武智調整員で第2体育館までのルートを整備する。
橋本薬剤師は避難所周辺の病院、薬局のマップを作成。

10:00 ~
TMATチーム内でミーティング。
手指衛生講話について相談。 避難者の健康チェックを2チームに分かれて巡回する。

10:30 ~
熊本県庁職員、佐賀DHEAT 、TMAT 、福岡県・長崎県保健師、日赤と情報共有し状況を確認。
医療班で、日赤、DHEAT 、TMATで役割分担。日赤は感染疑いの隔離室の整備、 TMATは生活に関するルール作成。
DHEATは本部運営となった。

12:00 頃
篠崎TMAT副理事長が熊本空港へ到着。海老澤調整員が運転する車両で多良木高校へ向かう。

13:15 ~
避難者13名を受け入れ対応。

13:30 ~
伊藤看護師、上國料看護師は体育館で感染、手指衛生について講話。
橋本薬剤師は生活ルールについてのマニュアル作成。

14:00 頃
篠崎TMAT副理事長は人吉保健所へ立ち寄り、保健所長と面談。その後多良木高校へ向かう。

15:00 ~
ラジオ体操。

15:10 ~
篠崎TMAT副理事長、海老澤調整員が到着。
第1陣チームに激励を頂く

15:30 ~
避難者11名を受け入れ対応。
その内在宅酸素使用者がいたため、本部へ相談し、居室準備、在宅酸素機械の手配。
上國料看護師、武智調整員はマットレスを配布。

16:00頃
當麻医師が医療調整本部会議出席のため人吉保健所へ向かう。

17:30~
避難者 10 名を受け入れ対応。
維持透析の避難者受け入れ情報があり、透析医会に相談し対応。
その後、少数ずつの避難者受け入れあり、総数10名を受け入れた。
橋本薬剤師は受け入れ避難者の薬剤相談、対応。

18:00頃
第2陣メンバーが熊本駅で合流。明日の早朝に 多良木高校へ向けて出発する予定。

18:30頃
當麻医師が保健所より帰着。明日、地元の医師会長をはじめ数名の医師が多良木高校へ来訪予定。第2陣チームに医師はいないため、避難所内で医療ニーズが発生した際は対応頂くよう引継ぎ、依頼をする予定。

19:30 ~
全員で第2陣へ引き継ぎの為、持参薬剤の在庫を確認。

20:00 ~
本日も夜間の医療ニーズはない為、宿直をせず宿舎へ向けて出発。

21:45
宿舎へ到着。


明日第2陣チームは9:00の避難所内ミーティングに参加する為、朝6:45に熊本駅出発予定。第2陣チームが合流し引継ぎを終えた後第1陣チームは撤収予定。
本日は大雨の為九州自動車道が一部通行止めとなっている。十分安全確認を行いながら明日も活動を実施する。

避難所内で手指衛生講話の様子

篠崎TMAT副理事長訪問(右)、第1陣隊長 當麻医師(左)

事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
文責 事務局 野口 幸洋
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