2023トルコ南東部地震 TMAT災害医療活動報告

2023年2月15日  11:00

第8報

2月14日
7:00頃

先遣隊3名、第1陣10名(4名は昨晩合流)、通訳4名はアダナを出発。活動サイトのオスマニエ バーチェに向かった。なお、メンバー全員健康状態は良好。

9:00頃~17:00頃

活動サイト(バーチェの病院前仮設診療所)に到着。昨日に引き続き診療活動を開始。

本日もトルコの医療チームUMKEと共同で実施。TMATは外傷中心の患者を対応。本日は、初診の患者を中心に21名を診察。うち18名が創傷処置などの外科系で、2名が内科系の患者。心不全疑い患者1名の対応し、救急車にて搬送を行った。なお本日からは、診療と並行してEMTCCへ報告するMDS(Minimum Data Set)の入力をできる体制を構築した。
※UMKEによると今も1日(24時間)に200名程度の患者が毎日来院していること。発災から1週間が経過し、避難生活をしている方も多いため内科系の疾患が多くを占めているが、外傷患者も一定数いるため、TMATは外科系を担当している。

先遣隊3名はバーチェの活動サイトから別部隊として震源地近く最も被害が大きかったガジアンテップの調査を実施。ヌルダー(バーチェから車で30分位の村でガジアンテップ管轄の地域)という地域を訪問したが、甚大な被害を受けており医療的ニーズある可能性が考えられる状況だった。本日の調整では、患者対応の場面を確認できなかった、第1陣メンバーが引き続きこの地域の調査も検討していく。再度バーチェの活動サイトに戻り、第1陣と合流した。

本日の診療は17:00に終え、EMTCCへのMDS報告を実施して活動終了となった。

17:00頃

バーチェの活動サイトを出発。

19:00頃

アダナの宿舎到着。ミーティングを実施。
明日も本日同様7:00にアダナを出発し、活動サイトに向かう予定。

23:00頃

先遣隊3名が活動を終了し、アダナを出発。イスタンブールを経由し、日本時間2月15日(水)19:45頃羽田空港に帰国する予定。

引き続きご支援ご協力よろしくお願いします。


診療活動の様子

なお、TMATでは今回のトルコ南東部地震支援に関するクラウドファンディングを開始しています。ぜひご協力いただきたいとともに、皆様のお知り合いにもお知らせいただけると幸いです。
TMAT トルコ南東部地震支援クラウドファンディング

事務局担当
野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)

文責 事務局 野口 幸洋

【2023トルコ南東部地震】活動報告第8報PDF