令和6年能登半島地震 TMAT災害医療活動報告

2024年1月23日 7:00

第21報

1月22日
8:00

TMATチームミーティングを実施。
健康チェックし体調不良者はなし。
本日の業務確認を行なった。

12:00

本隊第4陣が決定、金沢駅へ集合し、輪島市を目指す。
メンバーは以下8名
本隊第4陣
看護師 川添陽介(福岡徳洲会病院)
看護師 油江まき(福岡徳洲会病院)
看護師 山田充世(八尾徳洲会総合病院)
看護師 小林智明(共愛会病院)
看護師 大浦敦美(野崎徳洲会病院)
看護師 千葉明日美(成田富里徳洲会病院)
薬剤師 吉澤典成(八尾徳洲会総合病院)
理学療法士 泉弦輝(福岡徳洲会病院)

また現地調査のため、野口幸洋事務局長(TMAT事務局/一般社団法人徳洲会)と栁澤修平看護師(四街道徳洲会病院)も同行。
2名は明日撤収予定。

12:15

事務局野口、栁澤看護師、油江看護師は石川県庁内保健福祉医療調整本部を訪問。
現在までのTMATの活動状況を報告。その後輪島へ向けて出発。

午前帯

福祉部屋の有症状者の介助、ケア、処置を実施。避難所全体の環境整備を行なった。
福祉部屋にて昨日救急搬送され、再度避難所に戻られた避難者が検温時に再度血圧低下が見られたため静脈路確保し輸液補正を行なった。

午後は佐賀県から派遣されたJMATの看護師、リハビリスタッフと共に福祉部屋の避難者さんのケアや介助、環境整備を行い、歩行リハビリなども実施することができた。

14:40

本隊第4陣7名がふれあい健康センターに到着。道中混雑もなくスムーズに移動することができた。
鈴木医師よりオリエンテーションを実施。

15:45頃

明日から2階の避難部屋に段ボールを設置に向けて、配置、環境整備を実施。
事務局野口、栁澤看護師、油江看護師の3名がふれあい健康センターへ到着。

16:00

久保山看護師から川添看護師にリーダー間申し送りを実施。明日からのリーダーは川添看護師担当となる。

16:30

久保山看護師が避難者の入浴介助を実施。

17:30

事務局野口、栁澤看護師、鈴木医師は輪島市保健医療調整本部を訪問。本部長の島田医師と活動指揮担当の谷口医師、DMAT事務局の松田医師に挨拶。ふれあい健康センターでのTMATの活動に感謝のお言葉を頂き、地域の保健医療に関する問題点について議論。正式に活動継続の依頼を受けた。
また福祉部屋の状態や物品、避難者の申し送りを佐藤看護師、伊藤看護師から第4陣メンバーへ行い、明日以降、4陣メンバーを中心に福祉部屋の勤務を行うこととなる。

18:00

第3陣、第4陣で合同ミーティングを実施。
自己紹介を行い、チームの方針と今後の避難所の流れを全体共有する。
また、JMAT織田医師がふれあい健康センターを視察され、今後は織田医師がふれあい健康センターの診療担当となる。
第4陣はチームミーティングを行い、明日からの勤務体制と役割を決定。

18:15頃

事務局野口、栁澤看護師、鈴木医師は地域医師会のごちゃまるクリニック小浦医師とふれあい健康センター施設責任者の中山氏と今後の活動について協議。どの様にして災害医療を地域の医療に移行していくかについて議論した。

本日の診療は7名、内科系が主であった。

 

なお、令和6年能登半島地震 TMAT支援活動のクラウドファンディングを開始しています。
ご支援ご協力をお願いいたします。

TMAT 令和6年能登半島地震クラウドファンディング

TMAT令和6年能登半島地震クラウドファンディング

 

事務局担当
野口 幸洋(NPO法人TMAT 事務局長 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO法人TMAT 一般社団法人徳洲会東京本部)

文責 事務局 野口 幸洋

【令和6年能登半島地震】活動報告第21報PDF