令和6年能登半島地震 TMAT災害医療活動報告

2024年1月24日 7:00

第22報

1月23日
8:00

チームミーティングを行い
本日の予定を確認。
昨夜夜勤担当は小林看護師、本日夜勤入りは大浦看護師
川添看護師はリーダー業務(各ミーティングへの出席)
千葉看護師は福祉避難所エリアを担当。トイレ介助などを開始。

9:00

ふれあい健康センター内ミーティングに参加
避難所の状況把握を行う

10:00

定時のラジオ体操を実施

10:15

ダンボールベッドの設置開始
昨日検討したレイアウトをもとに3区画に分けて設置。
避難者よりベッドの間にパーテーションをつけて欲しいとの要望があり、ダンボールで作成して設置。
低反発マットレスを、一部の避難者に配布し、残りは注文中で届き次第全員に配布予定。

10:30

ふれあい健康センター内医療チームミーティングに川添看護師、久保山看護師が参加。
茨城保健師チーム、静岡県看護協会チーム、地元保健師と全体フロアの避難者の状況の把握と1.5次、2次避難先について確認。

11:00

DC -CAT(看護、ケア職専門家ボランティア集団)の介護士が到着。福祉避難所エリアでの対応を開始。

12:00

昼食配膳
千葉看護師、山田看護師、油江看護師より見守りと促しを行った。

12:30

輪島市保健医療調整本部及び輪島地区医療調整会議ミーティングに事務局野口、鈴木医師、川添看護師が出席。

14:00頃

TMAT看護師で福祉避難所エリアの低反発マットレス入れ替えを実施。
臥床傾向にある高齢の避難者へ声掛けを行い、車椅子に乗車してもらい、泉理学療法士にてそれぞれのマット交換時に簡単な運動を実施した。
鈴木医師、吉澤薬剤師は仮設診療所の診療を開始、本日の診療は14:00~15:30まで。

14:30

日本歯科医師会により、避難者の口腔ケア及び指導を実施した。
また、地元口腔ケアチームの摂食・嚥下認定看護師より提供される食事形態や避難者の嚥下状態を確認。
第3陣は被災地周辺の視察のため出発

15:00頃

千葉看護師、山田看護師、油江看護師で避難者フェイスシートを作成し
2.3階の要注意者の情報を災害支援ナースに記入して頂くように説明。
また、福祉避難所エリアの住人のトイレ介助や、見守り実施。褥瘡処置も2名実施した。

18:00

事務局野口、栁澤看護師、鈴木医師は輪島市保健医療調整本部を訪問。本部長の島田医師と活動指揮担当の谷口医師、DMAT事務局の松田医師に挨拶。ふれあい健康センターでのTMATの活動に感謝のお言葉を頂き、地域の保健医療に関する問題点について議論。正式に活動継続の依頼を受けた。
また福祉部屋の状態や物品、避難者の申し送りを佐藤看護師、伊藤看護師から第4陣メンバーへ行い、明日以降、4陣メンバーを中心に福祉部屋の勤務を行うこととなる。

18:00

TMATミーティング実施。
福祉避難所内の食事形態の変更や低反発マットレスへの変更を行なったことなどの情報共有、明日以降予定についてチーム内で共有して終了とした。
第3陣の活動は本日までとなり、明日それぞれに帰路に着く予定。
明日は雪予報のため、天候や道路状況、交通状況を注視しての移動を予定。

本日の診察は6名。ほとんどが感冒症状による受診であった。1名別の避難所からの受診でコロナ陽性であったが、元々の避難所へ戻り隔離となった。

 

なお、令和6年能登半島地震 TMAT支援活動のクラウドファンディングを開始しています。
ご支援ご協力をお願いいたします。

TMAT 令和6年能登半島地震クラウドファンディング

TMAT令和6年能登半島地震クラウドファンディング

 

事務局担当
野口 幸洋(NPO法人TMAT 事務局長 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆(NPO法人TMAT 一般社団法人徳洲会東京本部)

文責 事務局 野口 幸洋

【令和6年能登半島地震】活動報告第22報PDF