ベネズエラ地震 TMAT災害医療活動報告

2026年7月2日  15:30(日本時間)

第3報

■災害概要

現地の最新発表によると、これまでに死者は1,900人以上、負傷者は1万人を超える甚大な被害が報告されている。

先遣隊の調査によると、首都カラカス中心部周辺に致命的な被害は見受けられないものの、先遣隊の進出先である沿岸のラ・グアイラ地域に集中している。

■行動経過・予定
以下現地時間

【7月1日】
午前
9:00 活動開始。

首都カラカス市内の状況視察を実施。日系現地企業の協力者である伊藤忠ベネズエラ会社が入居するビルおよび周辺の建築物を視察。隣接するビルなど、一部に地震の揺れによる外壁の剥離や亀裂といった被害が確認された。

午後

シモン・ボリバル国際空港に到着後、国際基準に基づくRDC(受入・出発センター)にて団体登録および隊員個人の登録手続きを実施した。手続き完了後、空港近くに展開されているCICOM(医療情報・調整セル)を訪問。情報収集を行うとともに、TMATとしての今後の活動展開について協議・相談を行った。CICOM側からは、「本日のEMT(緊急医療チーム)調整会議の結果を踏まえて改めて回答したい」との連絡を受け、待機となる。
その後、被害が大きいとされるラ・クアイラより東に位置するカラバレダ地区の視察へ向かった。道中は交通規制が敷かれており、市内への進入には長時間を要した。現地では、建物の階層が垂直に押し潰されるように倒壊した「パンケーキクラッシュ」の現場など、完全に崩壊している建造物も散見された。
メキシコの国際救助隊(TOPS)が崩壊した建物で捜索・救助活動を展開している状況であった。

18時、再度CICOMを訪問して協議を行ったが、全体の調整状況から現時点ではまだ具体的な回答は得られず、明日再度訪問することとなった。

また、同CICOMにて、同じく日本から現地入りしている国際協力NGO「ピースウィンズ・ジャパン」と合流。現地での被災状況や今後の支援ニーズに関する緊密な情報交換を実施し、本日の活動を終了とした。

 

【7月2日(本日予定)】
午前

再度CICOMへと向かい、他国の支援状況や「EMT Type 1 Mobile(移動型診療チーム)」としての今後の活動方針、および展開状況について詳細な確認を行う。

午後

ラ・グアイラ周辺地域へと移動し、引き続き現地の具体的な被害状況、および周辺医療機関状況についてアセスメント調査を実施する予定である。

 

[先遣隊と伊藤忠ベネズエラ会社の協力者(右から二人目)]

 

[RDCにて団体登録を実施]

[カラカス市内の被害があった建物の様子]

[カラバレダ地区のレスキューの様子]

[空港近くに展開されているCICOM]

 

★今後の情勢変化や本隊派遣、物資支援の可能性も含め、引き続き情報に留意していただけますようお願い申し上げます 。
なお、今回のベネズエラ地震に対するTMAT災害支援活動のクラウドファンディングを継続しております 。皆さまの温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします 。

事務局担当

野口 幸洋 (NPO法人TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO法人TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)

文責 事務局 野口 幸洋

【ベネズエラ地震】活動報告第3報PDF