ベネズエラ地震 TMAT災害医療活動報告
2026年7月23日 13:30(日本時間)
第12報
■災害概要
6月24日午後6時頃(日本時間25日午前7時頃)、南米ベネズエラ北部カリブ海沿岸のモロン周辺を震源とする大規模地震が発生した。現地の最新発表によると、これまで約5,000人以上が死亡、約16,740人以上が負傷、避難民約17,907人(家屋の全半壊)甚大な被害が報告されている。
TMATは6月29日に情報収集のため先遣隊を派遣、首都カラカス周辺の中核病院「Hospital Dr. Domingo Luciani」においてJDR(国際緊急援助隊)と連携した医療支援ミッションを遂行し、7月10日までに全員帰国。事務局は後続隊の派遣も視野に引き続き現地の医療ニーズ調査を実施。
■行動経過・予定(以下、現地時間)
【7月21日】
8:00~14:30
朝8時にホテルを出発し、車で約40分かけて活動サイトへ移動。本日は沿岸部ラグアイラ州にあるヨットクラブ施設にて、NGO「Peace Winds Japan(PWJ)」と協働で医療支援活動を実施した。PWJおよび現地パートナーと共に大型診療トラックや資機材を立ち上げ、10時頃より診療を開始した。
事前に周辺住民へ情報周知が行われていたこともあり、途切れなく患者が来院した。主訴は避難生活に伴う内科疾患や、環境変化による体調不良が多く見られた。また、現場ではポータブルレントゲンを活用して骨折の有無をその場で確認し、適切な処置や松葉杖の供与を行ったほか、胸の痛みや動悸を訴える患者には心電図や超音波(エコー)検査を実施し、心筋梗塞などの緊急を要する重大な病気の有無を判断・対応。猛暑下の環境であったが、隊員は適宜水分補給や体調管理を行いながら診療にあたり、本日は約30名の診察を完遂した。
15:00~17:00
TMATは15時に同地を出発し、視察のためにラグアイラ州カラバレラ地区へ移動。カラバレラの沿岸部は車両の通行量が多く、粉塵が飛び交うなど劣悪な環境であった。到着後、1日約150名の診療を行っている地元の救助・医療チーム「Los Rescatistas de La Guaira」と面会し、今後のサポートや協働の可能性について協議を行った。17時に帰路につき、夕方ホテルにて振り返りミーティングを実施し、本日の活動を終了とした。
【7月23日(本日予定)】
PWJと合流して診療支援を実施。状況に応じて現地災害対策本部(CICOM)にて情報収集を行う予定。

[診療の様子 複数名順番待ちをしている状況]

[視察したラグアイラ州カラバレラ地区の様子]

[衛生状態を保つため、うっすらと積もる砂埃を絶えず清拭しながら診察にあたる様子。]
★今後の情勢変化や本隊派遣、物資支援の可能性も含め、引き続き情報に留意していただけますようお願い申し上げます 。
なお、今回のベネズエラ地震に対するTMAT災害支援活動のクラウドファンディングを継続しております 。皆さまの温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします 。
事務局担当
野口 幸洋 (NPO法人TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO法人TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
文責 事務局 野口 幸洋





