8月3日

12:00頃

在日パキスタン大使館に連絡。2005年パキスタン地震支援の経験があるため、今回も緊急医療支援に際してはスムーズにビザの発給に協力して頂けるとの事。

13:00頃

日本政府より緊急援助隊として自衛隊派遣の検討を始めたとの報道。

14:00頃

イスラマバード、ペシャワール、マンセラにある主要病院に直接電話し状況確認。どの病院も現在のところ被災者が多く搬送されてきている状況はなく、医療スタッフも足りているとのこと。

16:00頃

TMATコアメンバーにて今回の災害に対する医療チーム派遣について再度検討。

18:00頃

TMATコアメンバーの協議の結果今回のパキスタン北西部洪水被害の被害状況及び医療ニーズにおいて以下のように判断を行いました。

  • 死者1500名の被害が出ている災害ではあるが、被災地域が広域で局地的被害ではない
  • それぞれの地域の医療機関は機能しており、現状被災者の受け皿に問題はない
  • 現段階の医療ニーズは緊急性を要するものではなく、保健衛生上必要な医療が中心である

以上の事から、TMATでは現段階での医療チーム派遣を見合せること致しました。

事務局としては引き続き現地とのコンタクトは継続し、今後被害の拡大及びコンタクトを取っております現地医療施設や諸団体からの要請がありましたら派遣について再度検討することといたします。

ご支援ご協力いただいた皆様誠にありがとうございました。
引き続きNPO法人TMATへのご協力よろしくお願いいたします。

本部事務局橋爪 慶人 弘生会病院(現:東大阪徳洲会病院) 院長 TMAT理事
原野 和芳 四街道徳洲会病院 院長 TMAT監事
野口 幸洋 四街道徳洲会病院 管理栄養士 TMATベーシックコースチューター
猪俣 森太郎 TMAT事務局

(文責:猪俣森太郎)