【 平成20年05月06日 22:00 】

5月2日から、3日にかけて、大型サイクロンが、ミャンマー南東部沿岸地域を襲い、国内では、多数の死亡者が発生したと報じられた。

01-01
5月6日

9:00頃

TMAT事務局で情報収集活動が開始される。

10:00頃

死亡者数3000名以上、行方不明者2000名以上との情報が報じられる。

2004年12月に発生したインドネシア スマトラ沖津波地震では、前田清貴専務理事を含め4名がミャンマーを訪問し、医療物資の援助を行った経緯がある。今回の被災に対しても、援助が必要となるか、引続き情報活動を行った。

10:30頃

在ミャンマー日本国大使館と、電話繋がらない状態。外務省の邦人安全対策室に確認したところ、外務省のホットラインでも電話が繋がらないとのことで、通信状態は極めて悪い状態である。

11:40頃

ミャンマーのホテルと電話が繋がる。

今朝、ヤンゴン空港の使用が再開された。一部のホテルは営業している。電気も一部は使用出来る。水道も使用出来るとのこと。

国連が、緊急人道援助活動を開始すると表明。

14:00頃

被害の拡大が報じられる。死亡者数1万5000名以上。
現地の医療状況の状況は得られず。
被害の規模から、医療需要があるとの判断。先遣隊の派遣が可能か検討開始。

15:30頃

在日ミャンマー人の協力が得られること。
スマトラ沖地震津波被害の際、訪問した現地医師の協力が得られる可能性があること。
日本のNGOが、ミャンマーで活発な活動しており、徳洲会グループのOBであり、コンタクトが可能であること。
などから、ミャンマーでの災害医療活動の先遣活動が行える可能性が高まる。

16:00頃

NPO TMAT幹部で検討し、先遣隊の派遣が決定される。

17:00頃

先遣隊メンバーが決定される。

隊長 原野 和芳 (四街道徳洲会病院 院長) NPO TMAT監事、TMATベーシックコースディレクター
早田 台史 (茅ヶ崎徳洲会総合病院(現:湘南藤沢徳洲会病院) 外科部長) TMATベーシックコースチューター
宇野 謹子 (四街道徳洲会病院 看護師) TMATアドバンストコースプロバイダー
鷲巣 圭一 (静岡徳洲会病院 事務) TMATベーシックコースプロバイダー
前田 清貴 (徳洲会グループ専務理事、鎌ケ谷総合病院院長) ※参加調整中

5月7日

TG677便 成田16:55発 バンコク(タイ)21:25着

バンコクのトランジットホテル泊

TG303便 バンコク7:50発 ヤンゴン8:45着

現地での情報収集を中心に行います。

☆尚、ミャンマー国内の政治情勢が不安定であり、外国人の入国を一部制限している為、確実にビザが取得出来るとは限らない。

東京本部内に、災害医療活動チーム事務局を設置致します。

事務局担当森 孝 (東京本部 NPO TMAT理事)
関口 弘美 (NPO TMAT事務局)
吉 紀三 (東京西徳洲会病院 看護師)

(文責 事務局 吉 紀三)