3月26日(土)

天候は雨や雪が降り、非常に寒く、路面はぬかるんでいる状態であった。

各地区の診療報告

【大船渡地区】
リアスホールでの診療及び綾里地区の巡回診療計38名(内科23名、外科6名、その他9名)(男性18名、女性20名)風邪9名、呼吸1名、既往症状17名、外症6名、その他6名

明日もリアスホール及び綾里地区での 活動を行う予定。
リアスホールには電気、水道が復旧しており、大型テレビ、携帯 電話の充電器も設置してある。
長野県佐久市の医療チーム及び北里大学の医療チームも同地区で活動している。
佐久市のチームは日曜日、北里大学のチームは月曜日に活動を終える模様。
同避難所には現在300名近くの被災者が寝泊まりしているようである。

【南三陸地区】
ベイサイドアリーナ診療計181名 うちインフルエンザ疑い2名、巡回診療 大雄寺6名、田尻畑17名、荒巻7名、志津川小学校での診療 合計48名。

風邪がはやっている為、ベイサイドアリーナの 避難者に対して1人1人に往診し、アリーナ内の全員を対象にマスクを配布した。

【階上地区】
階上中学校内TMAT診療所
午前 男性20名(内科12名、外科8名)女性13名(内科13名)
午後 男性10名(内科8名、外科2名)女性9名(内科9名)
計52名(男性30名、女性22名)(内科42名、外科10名)

往診(自宅訪問)2件
巡回診療 4件(男性4名内全て内科)

面瀬中学校
男性10名 女性12名(内科9名 外科13名)
合計 80件

気仙沼市医療ミーティングでリハビリスタッフの必要性について検討がされた。
階上中学校は電気が回復。携帯電話はドコモ、auに加えソフトバンクも通信可能となった。
天候は雨または雪。寒さは続いているがメンバーに体調不良者は出ていない。
階上中学校にいる被災者は地区の電気復旧と共に減少傾向だが、現在でも700名程いる状況。
少人員の避難場所は少しずつ閉鎖してきている。

【本吉地区】
外来診療
内科23名(男8名、女15名)
外科2名(男1名、女1名)
小児科7名(男4名 、女3名)
外来患者のうち1名(栄養不良、褥瘡)を岩手県立千厩病院に搬送(TMAT救急車)

巡回診療 34件
計66件

インフラの状況としては昨日から本吉地区の電気が復旧したとのこと。
ただし病院は津波の影響で通常の電気が院内に取り入れられず、未だ自家発電で補っている。
水道は復旧のめどがたっていない。
トイレが流せないことが衛生上の問題となっていたが、仮設トイレが4つ設置されたことにより問題が解消された。
津波の被害が大きかった1階は先日、自衛隊の協力によりきれいに片付けてもらったが、まだ使用できる状態ではなく、歩けない患者に対しては階段を使って病院の2階まで搬送する作業を行っている状況とのこと。
明日は日曜日のため急患のみ対応。
午後からは表山田地区に巡回診療に向かう予定。
メンバーの体調は全員良好。

大船渡地区

大船渡地区

ベイサイドアリーナ前にて集合写真

ベイサイドアリーナ前にて集合写真

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(文責:猪俣 森太郎)