11月21日

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第1陣メンバーは、予定通り現地時間5:30にオルモックを出発し、7:30にタナウアンの診療所に到着した。準備が出来次第8:00から診療を開始する。本日の天候は雨。物資輸送のアメリカ軍ヘリが離着陸する度に、仮修繕した屋根が吹き飛ばされるというトラブルはあるものの、隊員全員の健康状態は良好。現在電気がないために、エアコンの使用ができない状態が続いているが、本日はこの雨で過ごしやすいとのこと。

12:00

午前中の診療は40名の患者の処置を実施した。内容はデブリなどの創傷処置(二次的処置)が中心で、新患は見られなかったとのこと。現在診療を実施しているタナウアンの診療所は、タナウアン町役場と併設のため、TMATの撤収を前に町長と副町長へ挨拶を行った。町長と副町長からは今回の活動について感謝の意が伝えられたとのこと。またTMAT第1陣の活動については、明日22日の診療を最後に撤収の予定であったが、セブ島へ移動する手段のセスナ機が明日22日13:00出発と決定し、タナウアンへの往復移動時間を考慮し、本日現地時間15:00をもって撤収することとなった。撤収後のフォローアップについてはレスキューネットが引継ぎ、その後もドイツの医療チームが引き継ぐこととなる。

尚、診療をしたすべての患者には、治療についてのサマリーを手渡している。

15:00

午後からはレスキューネットへの引き継ぎと、撤収作業のための片付けを実施しながら診療に当たった。現地時間15:00に本日の診療終了。午後からの診療は7名で、午前同様二次的処置の患者であった。また診療を実施した患者に対し、午前同様サマリーを手渡した。本日の診療合計数は47名である。

その後第1陣のメンバー5名はオルモックに向け出発した。

18:00

現地時間の15:00過ぎにタナウアン診療所を出発した第1陣5人は、現地時間18:00にオルモックの宿営地に到着した。明日22日は、セブ島にある日本大使館出張所へ活動報告と挨拶をし、23日に帰国する方向で調整中です。

引き続き帰国までご支援よろしくお願いいたします。

タナウアン仮設診療所1階

タナウアン仮設診療所1階

 

事務局 野口 幸洋(四街道徳洲会病院)

鑓水 弘樹(山形徳洲会病院)       (文責 事務局 鑓水 弘樹)