2020年九州南部豪雨(熊本県)
TMAT災害医療活動報告 第13報

2020 年 7 月 17日 23:00

第13報(最終)

8:00
佐藤看護師、古森看護師、小坂看護師は宿舎を出発、多良木高校へ向かう。

8:30
海老澤調整員は人吉保健所の医療調整会議に参加。 7月5日~のTMAT の活動にするお礼の挨拶をし、長い間おつかれさまでしたとの言葉と拍手をいただく。また、熊本日赤の先生、劔人吉保健所長にもご挨拶させていただく。第2陣はまだ残されているミッション(入所者さんたちに健康台帳の作成)を午前中で行い、帰路につく予定

9:00
佐藤看護師、古森看護師、小坂看護師が避難所での朝のミーティングに参加。 TMATは本日をもって活動終了、使用させて頂いた部屋の消毒清掃の実施すること、明日以降にPCR検査を実施することなどを報告。

9:30
次亜塩素酸で部屋の清掃作業実施。 TMATが対応した避難者の皆さんに挨拶まわりを実施。

10:30
本日2回目のミーティングに参加。古森看護師が保健師チームに個別の避難者申し送りを実施。現在の時点で避難者の病院受診、内服処方の問題があったが、解決策として病院受診のための交通手段を検討することとした。シャトルバスの運用や電話での遠隔診療などの案があったが引き続きの検討事項で終わる。 避難所の夜勤に関して、今後も医療者の当直をしない方針。問診票を作成し当直に携わるスタッフの不安の軽減をはかる。また保健師主導で当直担当するスタッフへの A E D のトレーニングを予定。 TMAT は本日をもって活動終了することを佐藤看護師が代表してあいさつをする。また、小坂看護師はバルンカテーテル留置の方から不具合の相談あり。カフの蒸留水を入れ替えたのち、多良木病院と直接連絡をとり受診調整を実施した。

12:00
佐藤看護師、小坂看護師は熊本空港へ。古森看護師、海老澤調整員は持参物資をもって福岡徳洲会病院へ向け出発。

13:00
古森看護師、海老澤調整員は帰路の途中、医療物資の御協力をいただいた徳洲会グループ鏡クリニックへ撤収のご挨拶に伺う

14:00
佐藤看護師、小坂看護師が熊本駅へ到着。レンタカーを返却し空港へ向かう。

15:30
古森看護師、海老澤調整員が福岡徳洲会病院へ到着。先遣隊活動より福岡徳洲会病院からは今回の活動に関して全面的にご協力いただいた。

7月5日から熊本県人吉市、球磨村、多良木町で活動致しました。他の支援団体や地元行政へ引継ぎを終え、本日の活動をもってTMATの九州南部豪雨災害(熊本県)支援活動を終了といたします。御支援ご協力いただき誠にありがとうございました。

保健師チームへ避難者について申し送り

第2陣チーム撤収

野口 幸洋 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
阪木 志帆 (NPO 法人 TMAT / 一般社団法人徳洲会東京本部)
文責 事務局 野口 幸洋
【2020九州南部豪雨】活動報告第13報PDF